テクノロジー 第5回

人文学とデジタル技術

人文学と対話(2026)

🎯

この回のねらい

人文学とデジタル技術について〈問い〉を立て、協働の探究を開始する

🎬

事前学習動画(再掲)

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【第5回事前学習動画】「人文学とデジタル技術」

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配布資料

授業の流れ

タイムライン

1
ミニワーク

はじめのミニワーク「発声練習」

質問:「あなたの推しは何(誰)ですか?」

2
講義

講義動画の視聴

人文学とデジタル技術に関する講義動画を視聴します。

「人文学とデジタル技術」

📑

講義スライドの内容

動画を視聴できないときの参考に

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2
授業の目的と内容

🎯 目的

人文学とデジタル技術との関係(デジタル技術による人文学研究の形や意味の変化、デジタル技術の進展に対する人文学の寄与、技術の倫理的な問題についての人文学からの問題提起など)というテーマについて、〈問い〉を立てて一つを選び、協働の探究を始めてみよう

📋 内容

  1. はじめのミニワーク "発声練習"(15分
  2. 今日のワークの説明(20分
  3. 対話型ワーク⑤:「デジタル技術と人文学」というテーマについて、Plain Vanilla 形式で対話と探究を行う(45分
  4. 各グループで選ばれた問いの共有+ふりかえりシートの提出(10分
5
Plain Vanilla 形式とは

ハワイのこどもとする哲学対話(Philosophy for Children)では、学校の授業等で、探究を行うための単純な五つのステップ(Plain Vanilla)が用いられている。

📖 (1) Read(経験の共有)

短い文章などを全員で読む。映像を見る、絵や写真を見るのでもよい。

❓ (2) Question(問いを立てる)

読んだ文章や共有された素材、経験をもとに、それぞれの参加者・生徒が考えたい〈問い〉を立てる(教師が提示する問いではなく、参加者・生徒たちが立てた問いについて話し合うことが重視される)。

🗳️ (3) Vote(問いを決める、投票)

全員の問いから今日考えたい問いを決める

💬 (4) Dialogue / Inquiry(問いについて話し考える)

選ばれた問いについて話し合い探究する。

🔄 (5) Reflection(振り返り)

今日の探究はどうだったか、振り返る。話し合いをまとめたり結論を出すことはせず、(1)対話に積極的に参加できたか(2)対話の内容は関心の持てるものだったか(3)対話の場はセーフだったか(4)自分、他人、テーマについて発見があったかをそれぞれが振り返る。

6
ワークの進め方(1)前半25分:問いのシェア・明確化・選択

グループになったら、まず進行役(どのステップか確認・明示する係)とタイムキーパーを1人ずつ決めてください。できればこれまで進行役をやったことがない人も、ステップにしたがって進めばよいだけなので、チャレンジしてみてください。

📝 前半1:問いのシェア

第5回の事前学習動画を観てそれぞれが立ててきた〈問い〉をチャットに書く → チャットで上に表示されている〈問い〉から、〈問い〉を立てた人がなぜその問いを立てたのか短く話す。

🔍 前半2:問いの明確化

進行役がチャットの表示順に〈問い〉をひとつずつ取り上げ、その〈問い〉で、何を話し合えばよいのか分からない点があれば他の人に質問してもらい、明確化させる

※ 第3回の内容参照、ただし今回は問いの検討だけにはあまり時間は割けないので下記のことのみ確認する。問いの内容自体の修正や、文章の修正はしなくてもよい。

  • (1)その〈問い〉で何を考え、意見を述べたらよいか、グループ全員が分かっているか
  • (2)その〈問い〉は、さまざまな人が異なる意見を述べられるものであるか、またその問いについて考えることができない(問いの前提から排除されている)人がいないか

🗳️ 前半3:問いを選ぶ

全員の〈問い〉が明確になったら、(すこし考える時間をとってから)今日どの問いについて話し合いたいか、1人1票を持って投票を行う。同じ投票数で複数の〈問い〉が選ばれたら、その〈問い〉だけで決選投票をするなどして〈問い〉を一つ選ぶ。

進行役は、今日の〈問い〉が選ばれたら、どうしてもその〈問い〉では話したり考えることが心理的につらい、という人がいないか念のため確認し、いなければその〈問い〉で対話を開始する。

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ワークの進め方(2)後半20分:選んだ問いについて対話と探究

💬 後半1:問いについての考えをシェア

(すこし考える時間をとってから)言いっぱなし聞きっぱなし方式で、まずは選ばれた〈問い〉について、それぞれの人が思うことや考えをシェアする。最初に話すのは、選ばれた〈問い〉を考えてきた人が話し、それ以降は発言者が次の発言者を指名したのでよい。

※ 今日の授業では、この(後半1)までは自分たちで到達することが目標

🔍 後半2:次のステップ(探究の深まり)

他の人の話したことについて特定の誰かの発言について質問があればする(コメントや反論はしない)。あるいは全員の話を聞き、そこから次に全員に投げかけたい〈問い〉(次の論点)があれば、出してもらい、それについてそれぞれの考えをシェアする。

※ ふりかえりシート9:協働の探求が進むように、積極的に新しい論点を出し、対話の進行についての提案をする

この授業では「論点」とは、次のような〈問い〉の提案を指します:

  • 最初の問いについてのさまざまな人の考えを聞いた上で、全員が共通に話し合える〈問い〉で、最初の〈問い〉をさらに深めたり、焦点化して考えることができる、次の〈問い〉
  • 考えが分かれた場合は、考えが分かれるポイント(言葉の意味づけ、条件、価値や前提のちがい、など)について一緒に考えられる〈問い〉
8 参考
対話と探究における「進行役」の役割

対話と探究における「進行役」は通常の話し合いの「司会」とはやや異なります。

💡 基本の考え方

対話における進行役は強いリーダーシップを発揮する必要はありません。今何を話したらいいのかを参加者に明示すること、参加者全員が偏りなく参加できる環境を作るのが進行役の役割です。

  1. 進行役はグループの探究がどのステップにいるかを確認、明示。時間管理・リマインドはタイムキーパーが行う
  2. 発言の順番は、決まっている順番で回すか、進行役が最初の1人を決めあとは発言した人が次の発言者を指名
  3. ある論点(問い)についての意見を一通り全員が言い終わったら、まとめることはしないで、他の人に対して質問はあるか、全員に対して投げかける質問や〈問い〉(次の論点)があるかを全員に聞いてください
  4. 進行役は、話し合いを早く進めることよりも、全員がよく考えられるように、何かを決定したり話し出す前に、すこしそれぞれが考える時間をとることを心がけてください
  5. 1人の話が長い場合や、特定の人たちだけで話が盛り上がっている場合は、話を理解できていない人や他に言いたいことがある人がいないか確認しましょう
  6. 進行役自身も対話と探究の参加者。進行に徹するのではなく自分の意見も話す
10
ふりかえりシートの記入・提出について
  • 今回も、今日の対話を振り返って、ふりかえりシートを記入し提出してください。【1】と【2】については記入は必須です
  • 今回は(3)の項目に以下のことを書いてください
    • 自分が立ててきた〈問い〉
    • グループで選ばれた〈問い〉
    • グループで話し合った〈問い〉について他の人の意見を聞いてあなたが考えたり、気づいたりしたこと

🎥 第6回への準備

第6回の事前学習として、テーマ「人文学研究と倫理」について解説した事前学習動画(前・後編)を視聴してください。事前学習動画でとりあげた3つの事例のうち一つを選び、それについてのA、Bどちらの立場かを選び、そう考える理由を準備してください。

3
質問

質問タイム・模範演技

講義内容についての質問と、対話の模範演技を観察します。

4
対話ワーク

対話ワーク(5ステップ)

1

問いのシェア

各自が準備した問いをグループ内で共有します。

2

問いの明確化

共有された問いについて質問し、意味を明確にします。

3

投票で問いを選ぶ

グループで探究する問いを投票で決めます。

4

選んだ問いについて考えを共有

選ばれた問いに対する自分の考えを述べ合います。

5

探究を深める

対話を通じて問いへの理解をさらに深めます。

5
ふりかえり

ふりかえりフォームの記入

授業を振り返り、フォームに記入します。

ふりかえりフォーム
📚

次回の準備

倫理に関する事前学習動画を視聴し、事例を選んで両方の立場の論拠を準備してきてください。

【第6回事前学習動画】人文学研究と倫理(前編)

【第6回事前学習動画】人文学研究と倫理(後編)

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「人文学は役に立つのか」:現代における人文学の課題

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